年収300万だから結婚できない?一緒に生きていける相手をみつけよう

辛口!婚活コラム

平成29年就業構造基本調査によると、未婚男性の約50%は年収300万円未満です。また、未婚男性の約15%も年収300万円台です。

年収300万円だったら結婚なんかできないかなぁ・・・

女性に養ってって言われても困るし・・・結婚は諦めようかなぁ・・・

未婚男性の大半は年収300万円ゾーンにいます。

しかしこのゾーンの男性は、年収を理由に結婚や女性とのお付き合いに消極的になってしまうことが多いのも事実です。

今回は、そうした年収300万円の男性が、結婚に対して前向きに考えてもらえればいいなと思います。

年収が高いほうが婚活に有利なのは間違いない

たしかに300万円という年収は、高年収とは言えません。

既婚男性と未婚男性の平均年収に大きな差があることからも、年収が高いほうが婚活に有利なのは間違いありません。

たとえば非正規雇用で働いている普通の容姿のアラフォー女性に、

OK例

30代・有名大卒・一流企業で年収800万円・身長175cmで性格のいい爽やかイケメンだけど君が好きだから結婚してくれ!

というご縁がなかなか振ってこないように、残念ながら年収300万円の男性に

OK例

20代で可愛くて巨乳で家庭的で正社員で共働きできて性格も優しいけど、あなたが好きなの!年収なんか気にしないから絶対結婚して!

というご縁が自動的に振ってきて自然に結婚できることはあまりありません。

年収300万円は結婚できない年収なのか

それでは、未婚男性のボリュームゾーンである年収300万円というのは、そこまで結婚できない年収なのでしょうか。

月収20万円、ボーナス20万円でも年収280万円

正社員で仕事をしているとしましょう。

月々のお給料が20万円、年2回のボーナスがそれぞれ20万円なら、年収は20万円×12ヶ月+40万円=280万円になります。

大卒の男性でも、初任給の平均は約21万円(厚労省・平成30年の賃金調査より)です。

たとえば新卒で入社した会社が合わずに3年で退職して、いまは新しい会社でがんばっている。

こんな経歴を持つ20代後半の男性は珍しくありません。

ただ、中途入社の場合はその会社に新卒から勤めるよりも、給料が低くなることが多いでしょう。

また、正社員でも、業種や会社によっては残業代が支給されなかったり、なかなか昇給が見込めなかったりすることがあります。

普通に一生懸命働いている。でも年収は300万円。

こうした男性は、女性から見て「結婚してはいけない男性」でも何でもありません。

男性も不安、女性も不安だから「年収300万円は結婚できない」

男性の年収と既婚率には大きな相関があるのは事実です。

年収300万円で結婚して家庭を持つ自信がないよ・・・

絶対共働きしてくれる女性じゃないと生活できないかも・・・

という不安を男性が抱えるように、女性も

子どもがほしいけど教育費が・・・年収300万円の男性でやっていけるのかなぁ・・・

私も正社員で働いてって言われても、子育てと仕事を絶対に両立する自信がない・・・

という不安を抱えます。

お互いに結婚も出産も子育ても全部初めてだからこそ、自分に何ができるのか、どこまでできるのか不安になります。

だから女性は婚活ではまず男性を年収でフィルタリングしてしまいます。

年収があまり高くない男性側も結婚や女性とのお付き合いに消極的になりがちです。

社会は厳しいからこそ、一緒に生きていける誰かが必要

「だから1人で生きていこう」に「・・・そっち!?」と思う

年収300万円だから結婚は難しい・・・だから1人で生きていこう!

という声を聞くと、思わず「そっちかよ!」と突っ込みたくなります。

年収を上げることを考えてもいいし、いまの年収のまま結婚できないか考えてもいいのに、結婚しない方向か!と。

たしかに社会は厳しい場所です。

一生懸命に働いている結婚適齢期の方が年収を理由に結婚をためらってしまう世の中にも問題がないとは言いません。

それでも、社会が厳しい場所だからこそ、一緒に生きていける誰かが人には必要なのだと思います。

何十年も先の未来にいくら必要かはわからない

年収300万円で家族が生活しようとすると、決して余裕のある生活とは言えないかもしれません。

でも、地域や住む場所を選べば生活費を抑えることはできます。

ずっと男性1人のお給料で家計を支えなくてもいいのです。

いまは昔にくらべて女性もとても働きやすくなっています。

いまは女性が子どもを生んでも正社員で働き続けられる会社も多いです。

子どもが生まれるまでの数年間で夫婦2人でお金を貯めることもできます。

子どもがすこし大きくなってから女性がパートやアルバイトなどで家計を支えるという家庭もあります。

子どもの教育費用について、現時点では子どもを1人大学まで進学させるのに1,000万円かかると言われます。

でも、最近幼児教育が無償化されて、3歳以上の子供の幼稚園や保育園の費用が無償化されました。

20年後にはもしかしたら大学の学費が無料になっているかもしれません。

教育サービスも、10年前にはなかった新しいサービスが生まれています。

最近は小学生から高校生まで月額980円でスマホで授業が受け放題のスタディサプリというアプリが人気です。

20年先の未来がどうなるかは誰にもわかりません。

未来が心配で、「お金がないから結婚を諦める」「子どもを諦める」という選択は、とてももったいないと思います。

安らげる場所、守るべき人がいるからがんばれることもある

家庭というのは、家族の安らぎの場所であり、癒やしの場所です。

辛いことや、うまくいかないことがあったとき、家族と一緒にご飯を食べたり、小さな冗談に笑い合ったりしていると、また前向きになることができます。

疲れて家に帰ってきたときに、家族が「お帰りなさい」と迎えてくれること。

自分のためにご飯が用意されていること。

誰かと話しながらご飯が食べられること。

夜中に目を覚ますと同じ部屋で家族が寝息を立てていること。

そうした1つ1つの小さな幸せがあるから、私たちは自分にも他人にも優しくできるし、厳しい社会の中でも自分なりに頑張ろうと思えるのではないでしょうか。

もしそれでも年収を理由に「家庭を持つのは厳しい」と感じるなら、結婚を諦めるのではなく

  1. いまの職場で一生働こうと思うのか(転職や就職が必要ではないか)
  2. 資格を取ったり、副業やアルバイトで年収を上げることはできるか
  3. 地方や遠方に移住して生活費を抑えることはできるか

など、現実を踏まえた上で働き方を見つめ直すことも大切かもしれません。

男性側から積極的に幸せな未来を示してあげると女性は安心できる

bananaの婚活時代

bananaは婚活時代に30代半ばで年収が350万円の男性と数回デートをしたことがありました。

もう少し年収の高い男性とマッチングできていたのにbananaからお断りをしなかったのは、男性に魅力があったからです。

bananaが1番すごいなと思ったのは、

あんまりお金はなかったけど、うちは両親がすごく夫婦仲が良かったんだ。今でもうちの両親は仲が良いよ。子どもを大事にする両親で、いい思い出がたくさんある。母親が専業主婦でずっと家にいてくれたのが嬉しかった。

だから、こんな少ない年収なのに申し訳ないんだけど、もし結婚する縁があったら、子どもが小さいうちは専業主婦でいてあげてほしい。

と彼が言ったことです。

内心bananaは「・・・350万円で共働きさせてもらえないのか!」とも思いました。

でもたぶん、この人は家族で笑い合える小さな幸せを大事にしてくれるだろうなぁ・・・と感じました。

別に辺鄙な場所にある狭い家に住んでもいいし、そんなに贅沢できなくてもいい。

実際彼と結婚して子どもが生まれたりしたらあまり余裕のない生活だったかもしれません。

それでも、少なくとも婚活中のbananaには、1つの幸せな未来が見えたプレゼンでした。

bananaはできるだけ子どもが生まれても働きたいと思っていました。

しかし、男性から「年収が少ないから絶対に共働きしてほしい!」と言われるより、ずっと印象が良かったです。

結局男性側の理由で何回かのデートの後お付き合いは終了しました。

いまごろは幸せな結婚をされていると思います。

不安を相手にぶつけずに、幸せな未来を示してあげること

たとえば年収300万円の男性が正社員でずっと共働きできる女性と結婚したいと思っているとします。

もちろんそういう条件で女性を探してもOKなのですが、女性から

OK例
 

子どもを生んだらもしかしたら1回仕事を辞めるかもしれないけど、また働くから大丈夫だよ。

と言われたら、

OK例
 

・・・そうか~。きっと何とかなるよ!僕も仕事をがんばるし、家事も一緒にやるからね。(この子となら一緒にやっていけるかなぁ・・・)

と条件から外れた女性を許容できる男性もいるかもしれません。

男性の年収を気にしてしまう女性でも、

OK例
 

お給料が少なくていいなら、もし家庭と子育ての両立が難しかったら辞めてもいいよ。しばらく専業主婦でやっていけるならそれでもいいし、また働いてくれるなら僕もできるだけ家事や子育てをするつもりだよ。

と男性が言ってくれれば、

OK例

・・・うん。私もできるだけ節約するし、家計を助けられるように働くからね。(この人となら一緒にやっていけるかなぁ・・・)

と答えられるかもしれません。

何も状況が変わらないのに気持ちが変わったのは、相手が自分の不安を理解して尊重してくれたことで、 結婚に対して安心感を感じられたからではないでしょうか。

年収300万円の男性が婚活で苦戦してしまう大きな要素は、男性側と女性側の両方にある「不安」です。

結婚も出産も子育ても、お互いがすべて初めてで不安です。

男性も女性も不安だから、結婚相手に厳しい条件をつけてしまったり、結婚に対して消極的になってしまいます。

不安な気持ちがあったとしても、「不安だから結婚しない」のはもったいないです。

「不安を解消してくれるお相手を探す」のも相手が負担に感じるのでなかなかうまくいきません。

何十年も先の未来は誰にもわかりません。

自分から幸せな未来を思い描いて、できることに精一杯取り組みながら、一緒に生きていけるパートナーを見つけてほしいと思います。

年収300万円の男性におすすめの婚活ツール

結婚相談所ならオーネットゼクシィ縁結びエージェントなどコスパの良いデータマッチング型の結婚相談所がおすすめですが、年収300万円未満の方には厳しいかもしれません。

街コンジャパンなどから探せるイベントなら、年収による先入観を持たれずに女性と知り合うことができますし、友達同士での参加も可能です。

婚活アプリ・婚活サイトもおすすめです。婚活アプリや婚活サイトを使うときのポイントは、

  1. バレたときに女性から信頼をなくすので年収は盛らない
  2. プロフィール写真やプロフィールを気合いを入れて準備する
  3. 自分から積極的に女性にアプローチする
  4. 女性に送るメッセージ文は1人1人に合ったものを送る

ことです。目安ですが、20代から30代前半ならOmiaiゼクシィ縁結び、30代半ば以降ならブライダルネットyoubrideがいいと思います。

サービスの内容を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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