結婚してからも人生にはいろいろなことが起こります。
どちらかが重い病気になったり、会社が倒産して仕事がなくなったり、家族に介護が必要な人がでてきたり・・・。
結婚時には思いもよらなかったトラブルが降りかかってくるかもしれません。
人生には何が起こるかわからない。
「この人となら大丈夫!」「この人となら何があっても乗り越えられる!」と思える人と結婚すべき。
はたして、本当にそうでしょうか。
結論から言うと、
です。今回は結婚するときにどこまで覚悟が必要なのかについてまとめてみました!
結婚後に遭遇したくないトラブルの例
まずは、結婚後にできれば遭遇したくないだろうトラブルの例を挙げてみましょう。
- 夫婦のどちらかが重い病気になってしまう
- 会社が倒産して収入が半減してしまう
- 結婚して○年後にどちらかが事故で亡くなってしまう
- 災害に巻き込まれて家が全壊してしまう
など、誰でも好き好んでこうした事態を引き受けるわけではありません。
それでも人生には「まさかこんなことが・・・」と思うようなことでも起こることがあります。
未来を怖がると結婚相手に対するハードルが上がりすぎてしまう
未来が不安になったときに、婚活中の方が取りがちな行動は次の2パターンです。
「この人となら大丈夫!」と思えるくらい好きになれる人を探す
未来がわからないこそ、「この人となら!」と思える人を探そうとする考え方があります。
いまは将来が不透明な時代です。
お相手が会社を辞めてしまうかもしれません。
自分やお相手が病気になることもあるかもしれません。
病気や事故などの予想ができないトラブルや、結婚前にお相手に感じたことのある不安が的中してしまう場合まで。
結婚後に遭遇する苦労の種類はさまざまです。
未来には何が起こるかわからない…だから
この人となら何があっても乗り越えていける!
と思えるくらい好きになれる人と結婚しなければいけない。そう思って婚活にとりくむ方もいます。
なるべく結婚してから苦労がなさそうなお相手を探す
また、結婚後に苦労する確率をなるべく減らそうと思って、お相手にたくさん条件をつけることで 安心できる未来を掴もうとすることも多いです。
病気や事故といった不慮の災いは避けようがないとしても、たとえばこのような感じです。
フリーターのお兄さんがいるのか・・・将来面倒を見ることになったらイヤだからやめておこう・・・
年収は悪くないけど自営業なんだ・・・。安定しないから結婚相手にはちょっと・・・。
ある程度はだれでも当たり前のように婚活でおこなっているフィルタリングです。
婚活市場で一番重視される年収や年齢についての条件も、
- (女性)お金で苦労するのが不安→年収○○万円以上の男性がいい
- (男性)1人で家計を支えるのが不安→正社員で働いている女性がいい
- (女性)子供が成人するまでの家計が不安→○○歳までの男性がいい
- (男性)子供ができるか不安→○○歳までの女性がいい
という不安からおこなわれるフィルタリングとは言えないでしょうか。
ハードルを上げすぎて結婚が決まらないことも多い
だれでも結婚していまよりも幸せになりたいし、幸せになれないなら結婚したくないでしょう。
すこしでも良いお相手と結婚したいと思うのは、男性でも女性でも当然かもしれません。
しかし、誰もが
どんな困難でも一緒に乗り越えられると思えるくらい好きな人!
結婚後に苦労するだろう確率がとても少ない人!
と結婚できるかというと、そうではありません。
「この人となら!」と思えるお相手のハードルを上げすぎてしまうことで、結婚が決まりにくくなる場合はよくあります。
条件を下げろと言われても、気持ちがついていかなかったり、幸せな結婚ができるのか不安になってしまったり。
結局理想を追い求めつづけて婚活に終わりが見えないことがあります。
これは、どうすれば良いのでしょうか。
困難を乗り越える覚悟は、必要に迫られてできるもの
人生には思いもよらないトラブルがつきものです。そんな困難を乗り越える覚悟なんか、結婚前にできるものではありません。
ほとんどの人は結婚前に苦労したいなんて思えない
たとえばBananaの場合、もしも旦那様がいま重い病気になったり、会社を失業したりしてしまっても、添い遂げられるようにできるかぎり努力すると思います。
でももし結婚前に、
そなたの旦那は○年後に重い病気になるぞよ
ということがわかっていたら、「・・・この人はやめておこう」と別の人を探していたのではないでしょうか。
婚活での出会いは、何年もお付き合いして強い絆が育っているケースとは違います。
同僚や友人としてもともと信頼関係が構築されている関係とも異なります。
長年お付き合いして結婚したカップルでも、結婚してから大変な苦労をすることがわかっていたら、結婚に踏み切れないかもしれません。
未来がわからないから人は選択できる
この人と結婚していろんなことを一緒に乗り越えていけるだろうか…
お相手の◯◯なところが結婚してから問題になったら…
と、結婚前に不安を感じることもあるかもしれません。
浪費グセや暴力的な性格など、結婚生活に大きな支障になる兆候はしっかり見きわめなければいけません。
ただ、心配がただの取り越し苦労におわることも多々あります。
たとえば、bananaは旦那様がそこまでbananaを好きではないと感じていました。
また、旦那様とお母さんが相談した人に引かれるくらい仲が良いことも心配でした。
bananaが20代で、1つ1つの結婚後の不安にフォーカスする余裕があったら、交際を諦めていたと思います。
結婚してみたら全部取り越し苦労でした!
お母さんに優しい分、嫁にも優しい旦那様でした。
家族想いで優しい旦那様に大事にしてもらえて、とても幸せな結婚生活です。
でもその反面、結婚前にまったく想像もしなかったようなトラブルがいろいろありました。
これから先何十年も夫婦でいるなら、思いもよらないことがきっといろいろ起こるでしょう。
覚悟というのは、するものではなくせざるを得ないものです。
すこしでも幸せに生きていきたいと思うから、厳しい現実に遭遇したときでも自分たちにできるベストな選択をするだけです。
未来はわかりません。絶対に幸せな未来が保証された結婚などありません。
わからないからこそ、人は未来につながる選択ができるのです。
いま大丈夫なら楽観的に未来を考えることも大切なこと
とくに、
長男だから介護が心配
フリーターのお姉さんがいるから・・・
など、何十年も先の未来を心配しすぎることには、メリットよりもデメリットの方が大きいように思います。
何か起こったらそのときに、必要な分だけ悩めばいい。
いま思い悩んでいることよりも、別の問題が結婚生活を営んでいるうちに大きな問題になることもあります。
先に備えることと、未来をいたずらに怖がっていままでと同じ未来を選びつづけることは違います。
「何とかなる」「たぶん大丈夫だ」と自分が幸せになれる未来を信じながら、ご縁にとびこんでいくほうが良いのではないでしょうか。
誰かと一緒に歩む人生の方が心強いから楽観的に結婚しよう
でも・・・結婚しても幸せになれるとは限らないし・・・
いま、まあまあ幸せだからずっと1人でも幸せなんじゃ・・・
と、独身でいることももちろんできます。
それでも結婚をすすめる理由は、「誰かと一緒に生きていくほうが心強いから」です。
人は人とのつながりの中で生きていく生き物です。
大勢に囲まれていたほうが安心できる人や少人数とのかかわりのほうが落ち着く人などさまざまです。
もしも事故や病気など大きなトラブルに遭遇したとき、誰に頼りますか?
友達や同僚では遠慮してしまうこともあるだろうし、自分の両親は自分よりも先に老いてしまいます。
人生で「いざ!」というときに一緒にいてくれる誰かがいるというのは、とても幸せなことではないでしょうか。
朝、目を覚ましたら隣で家族が寝ていること。
休みの日にコンビニで買ったスイーツを家族で食べられること。
結婚したから見つけられる日常の中の小さな幸せもたくさんあります。
結婚に必要な覚悟は、「どんな困難でも・・・」という大げさなものである必要はありません。
「独身は卒業して、これからは誰かと一緒に生きていくんだ」というくらいの覚悟でもいいのではないでしょうか。