子供がいない夫婦のほうが結婚生活は幸せ?結婚満足度を研究!

辛口!婚活コラム

結婚したい理由としてよく挙げられるのが「子供がほしい」です。

しかし、明治安田生活福祉研究所が12,000人を対象に2018年に実施した「人生100年時代に向けた意識調査」では、子供がいない夫婦のほうが結婚満足度が高いのです。

「女性は子供を産み育てるのが当たり前」という概念は、いまや成立しなくなっています。夫婦によってそれぞれ幸せな結婚の形があり、「子供を持たない結婚」も十分アリ!な時代になりました。

結婚生活の満足度は、子供がいる夫婦より子供がいない夫婦が高い

「人生100年時代に向けた意識調査」では、12,000人の40~64歳の既婚者に「結婚生活に満足しているか」を尋ねました。

年齢層にかかわらず、「結婚生活に満足している」と答えた男女の割合は、子供がいる男女の7~8割、子供がいない男女の約8割でした。

「結婚生活に満足している」割合は子供がいない男女のほうがやや高い

この、「結婚生活に満足している」は、「とても満足」と「どちらかと言えば満足」の回答を合計したものです。その中でも結婚生活に「とても満足」と回答した割合も、子供がいない男女のほうが高いのです。

結婚生活に「とても満足」子供がいる子供がいない
男性約20~30%約30~40%
女性約20%約30%
「結婚生活にとても満足」な割合も子供がいない男女のほうが高い

離婚を考えることがある割合も、子供がいない夫婦は低い

同じく「人生100年時代に向けた識調査」の調査結果ですが、子供がいない夫婦のほうが離婚を考えることがある割合も低いことがわかりました。

離婚について、「今も離婚を考えることがある」と回答した割合が一番高かったのは、子供がいて夫婦とも正社員で働く男女です(男性の約30%、女性の約40%)。

子供がいない夫婦は働き方にかかわらず、子供がいる夫婦よりも「今も離婚を考える」割合が低いという結果になりました(男性の約10~20%、女性の約20%)。

「今も離婚を考える」割合は子供がいない夫婦のほうが低い

夫婦2人の人生の良さってどんなところ?

結婚への満足度が高く、離婚を考える割合も低い。そんな夫婦2人の人生の良さは、どんなところにあるのでしょう。

2人の時間を恋人気分で満喫できる

結婚しても子供がいなければ、2人の時間を恋人気分で満喫することができます。お互いの誕生日や結婚記念日に、落ち着いた雰囲気の高級レストランにも入れます。

子供がいると、予算も、時間も、お店の雰囲気も、すべて子供に合わせて決めなければいけません。

恋人時代はお洒落なお店やバーでよくデートしたけど、子供が生まれてからはさっぱりご無沙汰・・・という夫婦は多いもの。

いつまでも恋人のような関係を楽しめるところが、夫婦2人の生活の良さです。

仕事のキャリアが妨げられない

いまは夫婦共働きのご夫婦も多いですが、子育てと仕事との両立は、多くの家庭で悩みの種にもなっています。

特に子供が小さな時期は、1人で出歩かせることも留守番させることもできないので、親が仕事を調整して面倒をみるしかありません。

ただ、子育てに合わせて仕事の状況を決められるかというと、そう上手くはいきません。結局仕事を続けることを諦めたり、仕事と子育てに追われるハードな生活に不満が溜まったりすることもあります。

好きなだけ仕事をする、仕事のキャリアを積む、という面からは、夫婦2人の人生のほうが自由がきいて良いのではないでしょうか。

金銭面の負担が少ない

子供がいない夫婦2人の生活の良さは、子供にかかる金銭面の負担が少ないことです。

食費、被服費などは大したことはなくとも、子供が1人いるだけで教育費は1,000万円と言われます。必要な部屋数が多くなるので家賃も高くなりますし、すこし成長して大きくなったら携帯などの通信費もかかります。

夫婦2人の生活なら、子供にかける分のお金をすべて自分たちのために使えます。年に何回か旅行に行く、高級レストランで食事をする、記念日などをお金をかけてお祝いする、などは、子供がいる夫婦ではなかなか難しいことです。

夫婦の共働きが成立しやすく、計画的に貯蓄ができるので、老後の生活資金も子供に期待するより確実で安心です。

子供がいる夫婦にくらべて金銭面で負担が少ないことが、夫婦2人の生活のメリットと言えるでしょう。

子供に振り回された生活をしなくていい

子供に振り回された生活をしなくていいのも、夫婦2人の生活の良さです。

子供がいるとどうしても、朝起きる時間から夜寝る時間まで、子供のペースに合わせた生活になります。子供が学校でトラブルを起こしたり、ママ友やPTAなどの人間関係に困ったり、子供にかかわる悩みは尽きません。

子供がいない夫婦なら、夜遅くまで2人でワインを飲んだり、映画を見たり、自分たちの好きなように時間を使うことができます。休みの日の外出先も、音楽鑑賞や美術館など子供がいると入りづらい場所でも自由に入れます。

夫婦2人のペースに合わせて生活を営むことで、大人の視点から見てより充実した時間を過ごすことができます。

子供がいるとできないことができる

休日の過ごし方や日常の小さなイベントだけでなく、「子供がいない夫婦だからできること」もたくさんあります。

たとえば「趣味に毎月何万円もお金を使いたい!」というのは、子供がいる夫婦ではなかなか難しいことです。お金がかかる趣味は教育費などとの兼ね合いもあります。時間がかかる趣味なら子供の世話でなかなか時間が作れないかもしれません。

趣味のほかにも、勉強やボランティアなど、人生で打ち込みたいこと、やってみたいことを持っている人もいるでしょう。

子供がいるとできないことに、人生の時間やお金の大きな割合を使うことができるのは、夫婦2人の生活の良さだと思います。

子供がいない結婚もアリ!自分たちの幸せな結婚の形を探そう

最初から子供を持たないと決めて結婚したのか、いろいろな理由から子供を持たない結婚の形になったのか、ご夫婦によって事情はさまざまでしょう。

それでも、「子供がいない夫婦のほうが結婚生活の満足度は高い」という既婚者の回答結果は、結婚=子供ではないことを示しています。

人生の花の咲かせ方は人それぞれです。子供を持たない人生を寂しいと感じるか、自由で素晴らしいと感じるかは、他人が決めるものではありません。

2人だけの夫婦の形も幸せな結婚の形の1つです。自分たちに合った結婚の形を見つけられることが1番です!

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