結婚できる人と結婚できない人の違いは?男女でこんなに違う理由

辛口!婚活コラム

30代になっても約50%の男女がいまは独身です。結婚できる人とできない人は、どこに違いがあるのでしょうか。

2017年5月に明治安田総研が全国の35~54歳の男女10,300人を対象に実施した「35~54歳の結婚意識に関する調査」から、結婚できる人と結婚できない人の違いについて男女別にまとめてみました。

【男性編】結婚できる人と結婚できない人の違いは?

男性の結婚できる人と結婚できない人には、どこに違いがあるのでしょうか。

結婚が決まりにくい事情がある

男性の場合は、結婚していない人には結婚が決まりにくい事情があることがあります。

結婚するのに十分な収入がないと感じる

結婚できない理由 男性

こちらが、「35~54歳の結婚意識に関する調査」 で結婚したいが結婚できていない未婚男性が答えた独身でいる理由です。

独身でいる理由として、男性の31.1%が

家族を養うほどの収入がないから

と回答しています。同じ回答をした女性の割合が4.6%であることを考えると、収入が男性の結婚について大きな影響を与えていることがわかります。

結婚すると自分で働いて稼いだお給料も、家族のために使わなければなりません。一家の収入の柱として生活を担い続けることが期待され、子供を大学まで行かせようと思うなら、教育費はすべて公立の場合でも1,000万かかると言われます。

未婚男性で年収400万円未満の男性は約70%
既婚男性で年収400万円未満の男性は約40%
 

と、未婚男性と既婚男性とでは、年収に大きな差があります。

また、平成29年就業構造基本調査からは、年収や就業形態と男性の未婚率とは大きな相関があることがわかります。

30代前半の非正規雇用の男性の77.7%が未婚
30代後半の非正規雇用の男性の70.1%が未婚

結婚に対する女性のイメージに「安定」が伴うなら、男性のイメージには「責任」が伴うもの。

NG例

結婚しても家族を養えない!

とプレッシャーを感じてしまう男性が多いのかもしれません。

異性に対して受け身で消極的

そうはいっても、データを次のように読めば、「雇用が安定しないから結婚できない!」「年収が低いから結婚できない!」ことだけが結婚できない理由だとは言えません。

既婚男性の約40%は年収400万円未満
30代非正規雇用の男性の約20~30%は結婚している
25~35歳の未婚男性の約60%は正社員第15回(2015)出生動向基本調査

異性に対して積極的になれなかったり、恋愛に消極的だったりする男性は、いわゆる「女性に奥手な男性」、「女性慣れしていない」男性です。

そうした男性は、女性に優しく誠実だという結婚向きの長所を備えていることも多いのですが、残念ながら「モテる男性」というカテゴリーからは外れてしまいます。

婚活で条件の良い男性だと、女性の方から積極的にアプローチを受ける機会が多く、受け身だろうが消極的だろうが結婚できます。

しかし、「そこまで条件も良くない」、「そこまでモテない」男性は、自分から動き出さなければなかなか結婚まで辿りつきません。異性に対して受け身で消極的であることが、結婚できない1つの原因になってしまうのです。

そもそも結婚願望がそこまで強くない

もう1つ男性の結婚できない原因が、結婚願望です。たとえ十分な収入がある男性でも、「自由や気楽さをなくしたくない」、「結婚の必要性を感じない」などの理由で、結婚という選択を避ける男性もいます。

個人差はあれど、男性全体と女性全体をくらべてみると、やはり女性の方が結婚に対する思い入れが強い気がします。

たとえば、20代後半の男性が、

早く結婚したい

というのと、と20代後半の女性が

OK例
 

早く結婚したい

と言うのでは、同じことを言っているようで、その重みは大きく異なることがあります。

男性と女性とで年齢の重要性が違うことを差し引いても、男性はどこかロマンチストです。「結婚したい」と言いながらも結婚に対しては楽観的で、いつまでも運命の相手との自然な出会いを待ち望んでいる方が多くはないでしょうか。

【女性編】結婚できる人と結婚できない人の違いは?

女性の結婚できる人とできない人には、どこに違いがあるのでしょう。

難があるから結婚できないが当てはまらない

結婚していない女性は、どこかに難があるから結婚していないのでしょうか。

たしかに、女性側に結婚が決まりにくい事情があるために結婚できない女性もいるでしょう。結婚していない女性をじっと見ていれば、大きな欠点が見つかるかもしれません。

でも、同じような欠点を持つ女性でも、結婚している女性はいくらでもいます。短所があろうと長所もあるのが人間なので、なんだかんだで受け入れてくれる人がいるのです。

既婚者より美人な女性にも、既婚者より家事が得意な女性にも、既婚者より仕事ができる女性にも、既婚者より性格がいい女性にも、結婚していない女性はたくさんいます。

「○○な女性は結婚しにくい」というのは、一概にパターン化することができません。

それでは、結婚していない女性はなぜ結婚していないのでしょうか。

女性は「好きな人」でなければ結婚したくない

女性の場合は条件や性格に難しい部分があるから結婚できないというよりも、結婚や結婚相手に対するハードルが高いために結婚が決まらないケースが多いです。

結婚できない理由 女性

35~54歳の結婚意識に関する調査」 では、結婚したいが結婚できていない未婚女性の38.7%が、独身でいる理由として

希望の条件を満たす異性に巡り合わない

と回答しています。

同じ回答をした男性の割合は20.4%と、男女差の大きな回答になりました。

女性は性別的に男性を受け入れて男性の子供を生み育てる性なので、自然な感覚に任せるとどうしても男性に対して求めるものが多くなります。

OK例

誠実でコミュニケーションが上手な男性がいい

OK例

異性として素敵だなと思える男性がいい

OK例

結婚するなら年収や学歴もある程度高い男性がいい

など、女性の「結婚したい人」や「自然に好きになれる人」を掘り下げていくと、次から次へと男性に対する条件が増えていくことがあります。

こうした女性の性質を、女性の我が儘や、結婚できない「難」として捉えることもできますが、実はほとんどの女性にとっては多かれ少なかれ覚えのある感覚だったりするのです。

「結婚する選択」をしないうちに結婚しにくくなる

結婚する、という積極的な選択をしないうちに年齢を重ねてしまうと、女性の結婚事情は厳しくなります。

男性はいつまでも結婚相手には若い女性を希望します。若くて有利な時期に結婚が決まらなかったのに、男性から選ばれる機会が減っていく年代で、結婚を決めなければならなくなります。

男性は女性から人気のある順番で売れていくことが多いので、年齢を重ねて男性を見る目が肥えた女性には、結婚したいと自然に思える独身男性がとても少なく思えます。

婚活の環境や条件的にはどんどん厳しくなるのに、自然に好きになれる人と結婚したい。だから、なかなか結婚が決まらない女性が多いのです。

「結婚しない自分」を続けて「結婚には向いていない」と結論を出してしまう

男女別に結婚できる人と結婚できない人の違いをまとめてみました。

さまざまな事情から、独身でいつづける男女が増えています。そして、「結婚しない自分」を続けるうちに、

NG例

自分は結婚するのに向いていない

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自分は結婚するのに向いていない

と結論づけてしまう人もいます。この記事はこちらの記事に続きます。

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